夕食での会話は、もっぱら注文住宅のこと。
「絶対書斎をつくるんだ」
「なら私は素敵なキッチンにしたいわ」
「映画を爆音で聞きたい〜」
だんだん話が盛り上がります。
でも待ってください。
大事なことを忘れていませんか？
「そうだ。土地を買わなきゃ」
そう。
土地がなければ買うしかありません。
あなたには注文住宅を建てる前に、
土地探しという大きな使命、
というか試練があります。
注文住宅を建てることだけでも手一杯なのに・・・
「すぐに見つかるんだろうか」
「土地で失敗しないだろうか」
初めてだから不安ですね。
おまかせください。
この記事で紹介するのは、
土地を探した時に起こりえるケース。
しかも、決められない体験談を聞いてもらいます。
土地を決めるタイミングを見極めるためです。
私は、業界歴25年の注文住宅営業マン。
来場の7割の人は土地探しだから、
タイミングの難しさがよくわかります。
この記事では、
初めての土地探しの体験談を通じ、
失敗しないための心構えやコツを伝えます。
同じ体験をしないための準備ができますよ。
実践的な情報収集するなら
こちらが早道
土地探しに後悔しない「決められない体験談」から長期化を防ぐ
土地購入を決められない体験談です。
特に、探し始めには注意してください。
決められない体験談｜伊集院さま（仮名）
伊集院さま（仮名）は、
まだ土地を見たことがないお客様です。
私は希望の条件を、根掘り葉掘り聞きだします。
「では、1週間後に紹介しますね」という流れへ。
1週間後は「土地ツアー」と題し
車で5件の土地を見て回りました。
その中で、１つ気になる土地が見つかります。
「では次週、プラン提案と総額を提示します」
次週はプレゼンです。
プランが気に入り、予算は100万円オーバーしましたが許容範囲かと。
「では、契約しましょう。手付金は・・・」
その間、たった2週間。
最速で決まる場合もあります。
まあ、物件しだいですが、
トントン拍子に行くこともあるのです。
早く決まるのには要因があります。
・住宅会社を決めていること
・予算が合っていること
・探すタイミングがドンピシャだった
グッドタイミングってやつですね。
良い土地にめぐり逢い
伊集院さまはラッキーでした。
早いタイミングで土地探しが終われば、
あとは注文住宅に力を注げます。
「ちょっと待ってください」
「えっ、伊集院さま・・・？」
初めての土地探しは、まだ続くのか？
「もう100万円安ければ理想的なんだけど」
「もっと安くていいのがあるんじゃねえ？」
探し始めていきなり条件に合った、
そこそこ上出来な土地が見つかった場合、どうしても欲が出るものです。
よくある初期症状とは、
・土地探しを始めたばかり
・理想を求める気持ちが強い
・土地を見た経験がない
妥協できないのですね。
ベストを求めてしまいます。
「いいんだけどね」
希望の条件に近いのに、また振り出しです。
伊集院さまは、まだ見ぬ次の土地への期待感しかありません。
「決める」タイミングの難しさでもあります。
注文住宅の土地探しは1ヶ月経過
前回よりも120万円安い土地を紹介します。
「う〜ん。安いね」
「でも、ちょっと道が狭いかな」
「日当たりは、どうなんだろう」
予備知識として知ってください。
安ければ、条件が悪くなるのは当たり前。それなりの値段です。
人間と同じで、土地にも長所や短所があります。
短所に比べて長所が上回っているなら、大いに検討に値します。
理想に近い土地は、湯水のようには出てきません。
決めるべき時に決めないと、時間がかかるばかりです。
注文住宅ファーストで考えましょう。
土地探しは、どこまでも続くのか？
「う〜ん」
「これなら100万円高くても最初の土地が良かったな〜」
「ねぇ、まだあるの？」
あるはずありません。
最初の土地は、いい子ですもの。
愛嬌があってモテまくりですよ。
幸運の女神をゲットするタイミングを逃しました。
このケースが、土地探しを長期化に導きます。
土地を紹介するも次から次へとダメ出し
「日当たりが悪い」
「交通量が激しい」
「工場が気になる」
「雰囲気が悪い」
様々な理由を付けて、ダメ出しは続いて行きます。
「最初と同じ土地があったらなー」
最初の土地が、探す基準になってしまいました。
注文住宅への長い道のりは続きます。
そろそろ決めないと、ドツボにハマる
予算より150万円高かったのですが、上質な土地を紹介しました。
「あっ、これいいじゃん」
「いいいい」
「ん〜、150万オーバーか〜」
久々にフィーリングが合った子に巡り逢いました。
ちょっと敷居が高いですが程度はいいです。
「いいんだけど、高いかな〜」
「ちょっと1週間だけ考えさせてくれる？」
1週間ですか？
なかなか決めきれません。
そして、1週間後。
「実は、まだ迷っている」
なんと！
これを逃したら、注文住宅を建てる時期がドンドンドンドン伸びて行きます。
それから3時間、みっちり話し込みました。
背中をガンガン押して差し上げました。
「わかりました」
「決めます」
ふ〜っ
遂に決断できました。
伊集院さまのためです。
「では、土地があるか確認しますね」
朝イチで、不動産屋に確認したのであるはずですが念のため。
「えっ、そうなんですか…」
なんと、30分前に買付証明が出されていたのです。
「買う」と言う決断が遅かった。
タッチの差です。
「まさか・・・」と落胆する伊集院さま。
悔しいですが「縁がなかった」と諦めるしかありません。
少しの判断の遅れが、最悪な結果を招くことがあるのです。
探しているのは、あなただけではありません。
土地探しは続くよ、どこまでも♪
土地探しが長期化すると、気持ちにも変化が見られます。
土地探しに疲れ果て、注文住宅へのモチベーションもダダ下がりに。
土地が決まらないせいで、夫婦喧嘩がボッ発。
「あの時、決めていれば…」
別れた恋人のことを引きずるのは、もうやめましょう。
縁がなかったのです。
思い出してください。
あなたの目的は理想の注文住宅を建てること？
理想の土地を探し出すことですか？
時間は、ドンドン過ぎていきます。
気持ちを切り替えて「次で決める」
という強い信念を持ちましょう。
土地探しよりも、注文住宅を建てることを優先してくださいね。
長期化しない最適なタイミングの土地探しのコツ
土地探しを始めて、
一体どのくらいの時間が掛かるのでしょう？
注文住宅を早く建てられるのか。
ドンドン先になってしまうのかは、
あなたの決断に掛かってます。
理想を追い求めたばかりに
探し続けて5年歴のツワモノのお客様
や注文住宅を断念したお客様もいます。
一度狂った歯車は、想像も付かないことにもなってしまう事も・・・
最後に、
長期化しないための
土地探しのコツを教えます。
・良い土地も悪い土地も見る
・土地の相場も知っておく
・ベストじゃなくてベター
事前に色んな土地を見て、
経験値を高め感性を磨いてください。
土地を検索して相場観をつかんでください。
最適なタイミングは、あなたの中から生まれます。
本格的に土地探しをする前に
情報収集をしてくださいね。
土地や建物の予算のバランスや
比較検討することで答えが見つかります。
実践的な情報収集なら
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